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corega CG-LBSTD2PU Linuxボード

 衝動買いをしてしまった。corega から 小型で安価なLinuxボードが発売された(2007/12/03)。

CG-LBSTD2PU だ。 coregaからの直販で約1万円で購入できる。昨年の年末にWeb経由で注文した。 年明けてからわりとすんなり入手できた。(2008/02/17現在、品切れらしい.)
 corega からこんな商品が出てくるとは非常にうれしい。今後更に期待したいところだ。 スペック等は Webを見ればわかるが、SoCだ。ADM5120らしい(MIPS系)。 もちろん ADM5120 を扱うのは私ははじめてだ。Webで検索するとネットワーク機器に 使われているようね。
 サイズもかなりコンパクトだ。LANポートが2つついてあり最初からルーター作成等 にらんでいるようだ。SDKにはそんなユーザーランドまで用意してくれている。
 開発ツールは商品には同梱されておらず、Webからダウンロードする。 クロス開発の母艦は Vine Linux。

1. 日経Linux 2008年1月号に解説記事が..

 私がCG-LBSTD2PUを購入したきっかけは、日経Linuxの2008年1月号の立ち読みだった。 「corega」製に魅かれ、 立ち読みだけでは済まなくなり、結局購入した。

 結構親切に導入から説明してくれて助かった。CG-LBSTD2PUには VGA出力なんてないので シリアル(232C)で接続する。
Vine Linux 4.1 をインストールしたPCに RS-232Cケーブル(ストレート)を挿して、 I/F回路を経由して、ボード上のCN5(ttyS0)に接続する。
 CG-LBSTD2PUの電源は DC5Vだが、ボード内部では 3.3Vにレギュレータで降圧している。 DC3.3Vで駆動している部分もある。UARTがそうだ。よく覚えておこう。。
 このI/F回路の回路図まで親切に掲載してくれているが間違いだらけだ。要注意だ。 (3月号で訂正記事を載せたが、まだ間違っている..)。みんな気をつけてね。

以下、具体的な指摘です。

正しい回路図です(PDF←余白けど許して(^^;)。 GNDは「232C(Dsub-9pin)の5番ピン」と「CG-LBSTD2PU の CN5 9番ピン」の両方に接続します。


CG-LBSTD2PUボード上のCN5です↓。画像クリックするとサイズ大で見れます。
赤枠で囲ってあるのが今回接続するCN5です。CN5の中で青枠で小さくマークしているピンを 今回使用します。拡大するとわかりやすいです。

2. サンプルのLED点滅まですんなりOK

 解説のおかげで比較的楽に LED点滅サンプルまで確認することが出来ました。ありがとうございます。
周知のこととは思いますが、ポイントだけ。

【余談】2mmピッチのヘッダソケット(コネクタ)なんて..

 私が住んでいる田舎には売っていません(涙)。電子パーツ屋さんに行っても あるのは2.54mmsピッチ品だけ。。
 仕方なく、送料を払ってまでも通販に頼るしかありませんでした。 私は千石電商で買いましたが、10pinがなくて8pinでお茶濁して使っています。
圧着工具はHOZAN P-706を使いましたが、ちょっと強引だったです。

3. もっと簡単なサンプルプログラム. 毎度のhello

 ソースはこれ。母艦上で適当に展開して make でOKです。

出来上がった hello を NFSマウントさせてあげてるディレクトリ配化にコピーします。

で、minicom から操作して CG-LBSTD2PU上で実行してみます。

こんな感じ。


mod 2008/03/23
2008/02/17

 
NIFTY SERVE: QZY03321
mailto:massun.masumoto@nifty.ne.jp
URL : http://homepage3.nifty.com/~masumoto/
Last Update $Date: 2008/03/23 16:23:50 $[GMT]