WebDAVの構築
Apache 1.3.20 + mod_dav-1.0.3-1.3.6

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  1. 概 略
  2.  最近、Linuxの雑誌でWebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)の 記事をよく見掛けます。何だか便利そうなので導入してみました。 自宅のWebサーバー(Apache)に、WebDAV用のモジュール(mod_dav)を組み込み、会社から ローカルフォルダの感覚で使っています。遅いですが、ftpよりはよいのではないかい。
     Linuxディストリビューションは LASER5 Linux 日本語 6.2(FTP版)を 使用しました。
     PCは COMPAQ PROLINER 5150(Pentium@150MHz,メモリ40MB)です。

  3. ダウンロード
  4.  必要なファイルをダウンロードします。Apacheは既に導入済みとし、mod_davについてのみ記述します。

  5. DSO として Apache に組み込む.
  6.  /usr/local/src に tar ball を置く.
    root で実行.

  7. Apache の apcsコマンドを絶対PATHで指定
  8. makeしてインストールします。

  9. リソースロック用のデータベースファイル作成
  10. 私の環境では、/var/db ディレクトリは元々存在している. なければ作る。そして、以下の空の2ファイルを作成する。

  11. ファイル所有者変更
  12. httpd.conf に記述されている User, Group をそのまま. パーミッションも変更しておく. WebDAV用のフォルダに /home/www/davhome/ を指定することにする。 なお、index.html は適当でいい。WebDAVには直接関係ない。

  13. httpd.conf の設定
  14.  インストールの時点で、オリジナルの httpd.conf は httpd.conf.bak として 保存され、以下の 1行が追加されたものが新しい httpd.conf となっている。
    [/usr/local/apache/conf/httpd.conf]

    そして、DAVの設定だ。追加分だけ見てみる。
    [/usr/local/apache/conf/httpd.conf]

    確認のために、httpd.conf のシンタックスをチェックしてみる。

    ならOKだ。 続いてapacheの再起動をかけて、設定変更を有効にする

  15. クライアント(Windowsマシン)の設定
  16. クライアントはWindowsとした。なぜならインターネットエクスプローラー(以下,IE)の5.0以降は WebDAVクライアントとして使用できるからだ。
     [ファイル]→[開く]から、以下のように入力する。するとエクルプローラ上に「Webフォルダ」が 出現する。ユーザー名とパスワードを入力すれば、シームレスに自宅のWebサーバー上のファイルに アクセスできることになる。非常に便利だ。

    IEからの設定

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    by masu
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